リサイクル事例-ヘンプペーパー

ヘンプペーパー

ヘンプとは、アサ科1年草の双子葉植物で、大麻草(たいまそう)と呼ばれ、品種に繊維型と薬用型があります。繊維型でマリファナ効果のない品種がヘンプと呼ばれています。

ヘンプの利点

ヘンプの利点

1)生育期間100日の1年草で、生産性が高い
2)ツンドラ・砂漠・高山地以外の気候ならば世界中のどこでも栽培が可能
3)輪作が可能
4)栽培時に殺虫剤や除草剤等の農薬を必要としない
5)木材に比べて繊維が長い
6)一般に使用される木材紙に比べ保存期間が長い

ヘンプペーパーができるまで

  • ①ドイツ産のヘンプ
    (メルセデスベンツの内装材としても使用されています)
    ドイツ産のヘンプ
  • ②日本の文化財用の漆喰や土壁の麻スサ原料となります。
    麻スサとして不適合なものや、 加工時のくずを回収します。
    日本の文化財用の漆喰や土壁の麻スサ原料となります。
  • ③そのくずをパルプにします。
    環境に配慮し、無薬品・非加熱でパルプ化しています。
    そのくずをパルプにします
  • ④ヘンプパルプに、上白故紙を配合し、紙をつくります。
    配合率は、ヘンプパルプ25%+上白故紙(工場内損紙)75%
  • ⑤カレンダーや名刺シートなどに製品化します。
    カレンダーや名刺シートなどに製品化します