リサイクル事例-とうきびペーパー

とうきびペーパー

北海道産とうきびの皮が紙になりました

北海道産とうきびの皮が紙になりました

札幌市の風物詩、大通公園にズラッと並ぶ「とうきびワゴン」。
春から秋までのあいだ、焼きとうきびの芳ばしい香りが漂います。
はじめは冷凍ものですが、7月下旬からは北海道産の生とうきびが入荷し始め、いっそうおいしくなります。その生とうきび、1シーズンに販売される数は約8万本。
毎日1000本以上のとうきびの皮が廃棄物として処理されています。

その厄介者の「皮」をパルプ化し、紙として生まれ変わったのが「とうきびペーパー」。
表面には皮の繊維がうっすらと見え、やさしい風合いの紙に仕上がりました。
実際にはがきとしてワゴンでも販売されており、観光客にも好評です。

とうきびペーパーができるまで

  • ①おいしそうな焼きとうきび
    おいしそうな焼きとうきび
  • ②その陰では大量の皮が破棄されています。
    その陰では大量の皮が破棄されています。
  • ③乾燥させて細かくします。
    乾燥させて細かくします
  • ④環境に配慮し、無薬品・非加熱でパルプ化します。
    (一般的な紙は、パルプ化工程でリグニンを除去するために加熱し化学薬品を使用します。)
  • ⑤とうきびパルプに、上白故紙を配合し紙をつくります。
    配合率は、とうきびパルプ25%+上白故紙(工場内損紙)75%
  • ⑥とうきびペーパーは、カレンダーや名刺シートなどに製品化されています。

とうきびペーパーは、販売代理店工房アルティスタで販売しております。